フラッシュ麻雀・しらぎくフラ雀での台湾麻将に於ける花牌について。

フラッシュで実現した麻雀・しらぎくフラ雀に第0.77版01(平成22年12月17日)から収録している台湾麻将(十六張麻将)で用いられている花牌について解説します。

台湾麻将での花牌の概要。

台湾麻将では、春夏秋冬及び梅蘭菊竹の八枚の花牌が使用されます。

これらは、春夏秋冬及び梅蘭菊竹がそれぞれ東南西北に対応しており、荘風または門風に対応する花牌を手に入れて和了すると、翻牌として役が与えられます。

通常の花牌の使い方(捕花)。

通常は、花牌を摸牌したら、手牌の脇にその花牌を(さら)し、嶺上牌を補充して打牌します。

このときの嶺上牌で和了した場合、槓上開花(嶺上開花)が成立します。

また、海底で花牌を引いた場合も抜出が出来ますが、王牌が不足するため嶺上牌を取る事は出来ません。この場合、花牌を抜き取った時点で荒牌となります。

配牌に入った花牌の場合。

配牌の中に花牌が含まれている場合、配牌を終えた直後に荘家から順番に捕花します。

この行為は荘家の第一打の前に行われるもので、故に開局前に行われるべき行為です。

従って、花牌を抜き取り嶺上牌を補充した事で荘家の手牌が和了型になっていれば、第一打牌前に和了を宣言する事で天胡(テンホー)(天和)が成立しますし、同様に散家も花牌抜き出し後の嶺上牌で聴牌出来たら、荘家の第一打牌で栄和する事で地胡(ティーホー)(地和)が成立します。

花牌に関連した和了役。

翻牌

春夏秋冬及び梅蘭菊竹がそれぞれ東南西北に対応しているため、対応する荘風または門風に当たる者が当該花牌を捕花して和了すると、その花牌に翻牌として台数(翻数)が加算されます。

花槓

春夏秋冬及び梅蘭菊竹のどちらかを四枚とも捕花して和了すると、花槓(フアカン)と言う両台役となります。

花牌に依り失われる役。

平胡(平和)

台湾麻将での平胡(平和)は、客風(クォフォン)(オタ風)であっても字牌を用いる事が出来ません。

花牌は四風牌に対応しているため、字牌の一種と見なされ、従って花牌を持つと平胡が成立しなくなります。

花牌に関連した特殊な和了型。

七搶一(チーチャンイー)

花牌八枚のうち、七枚を一人で捕花し、残りの一枚を他者が捕花した状態になると、七搶一(チーチャンイー)と呼ばれる和了となります。

この場合、残りの一枚を捕花した者が放銃したものと見なします。

  • 七搶一が成立した場合、手が和了型になっていなくても問題はありません。

具体的には、以下のような状況で成立します。

他者が花牌一枚を捕花し、且つ残り七枚のうち六枚を一人で捕花した状態で最後の一枚を手に入れた場合

この場合、最後の花牌の捕花で取る嶺上牌を引いた時点で七搶一の和了を宣言出来ます。

但し、海底での捕花では嶺上牌が取れないため、七搶一は成立しません。

花牌七枚を一人で捕花した状況で、他者が最後の一枚を捕花した場合

この場合、最後の八枚目の捕花の際に嶺上牌を補充する際に七搶一の和了を宣言出来ますが、嶺上牌は七搶一の和了者、すなわち花牌七枚を手に入れた者が奪い取ります。

このようなルールから、最後の一枚を掴んだ者は、手の中にその花牌を仕舞い込み、抜き出さずに流局に追い込もうとする事が考えられます(勿論、この場合、この者はその局が終わるまで和了出来なくなります)。

実際、台湾では、このような行為は暗相公(アンシャンコン)(罰則のない不正行為)と見なされます。

勿論、しらぎくフラ雀では捕花は自動的に行われるため、七搶一を逃れるために手の中に仕舞い込む事は出来ませんが、実戦だとそのような問題が起こり得る事は知っておいて損もないでしょう。

尚、海底での捕花では嶺上牌が取れないため、七搶一は成立しません。

配牌直後の捕花で一人が七枚、もう一人が残りの一枚を捕花した場合

配牌直後の捕花で花牌八枚のうち七枚を一人が捕花し、残りの一枚を他者が捕花した場合は、七枚を捕花した者の第一摸牌で七搶一の和了が宣言出来ます。

  • 第一摸牌の前に誰かが和了した場合は、当然無効になります。

尚、いずれの場合でも、七搶一の和了が宣言出来る状況を見送ると七搶一は無効となり、後になって七搶一の和了を宣言する事は出来なくなります。

七搶一の和了点。

七搶一(チーチャンイー)が成立した場合、和了点は以下のようになります。

和了役としての七搶一

七搶一は八台役です。花牌の残り一枚を捕花した者が、この役に放銃した者と見なされます。

つまり、花牌の残り一枚を捕花した者は、七搶一の八台に放銃した者として和了点を払わなければなりません。

成立時の嶺上牌等で和了出来る場合

七搶一の和了者は、配牌直後の捕花で成立した場合は第一摸牌、その他の場合は嶺上牌を取る事となります。

これらの牌に依り、通常の手としての和了も可能になる事が考えられますが、その場合通常の手での和了も認められます。

但し、この手は摸和になりますので、当然この和了に関する分は三人払いとなります。

  • つまり、七搶一が成立した場合、七搶一に放銃した者以外は通常の手の和了点のみ払い、放銃てしまった者は、七搶一の点数と通常の和了点の双方を払わなければならない事となります。

八仙過海(パーシェンクォハイ)

花牌八枚を一人で漏れなく捕花した場合、八仙過海(パーシェンクォハイ)と呼ばれる和了が成立します。

  • この場合、手が和了型になっていなくても問題はありません。

具体的には、以下のような状況で成立します。

配牌直後の捕花で花牌八枚を全部一人で捕花した場合

配牌直後の捕花で花牌八枚を全部一人が捕花した場合は、捕花した者の第一摸牌で八仙過海の和了が宣言出来ます。

  • 第一摸牌の前に誰かが和了した場合は、当然無効になります。
一局途中で花牌八枚を全部一人で捕花した場合

一局の途中で八枚捕花した場合は、八枚目の捕花の際に取る嶺上牌を引いた時点で八仙過海の和了が宣言出来ます。

但し、海底での捕花では嶺上牌が取れないため、八仙過海は成立しません。


尚、いずれの場合であっても、八仙過海の和了が宣言出来る状況を見送ると八仙過海は無効となり、後になって八仙過海の和了を宣言する事は出来なくなります。

八仙過海(パーシェンクォハイ)の和了点。

八仙過海(パーシェンクォハイ)が成立した場合、和了点は以下のようになります。

和了役としての八仙過海

八仙過海は八台役です。また、この和了は常に摸和扱いとなります。

従って、八仙過海が成立した場合は、他の三者は八仙過海の八台を摸和されたものとして和了点を払わなければなりません。

成立時の嶺上牌等で和了出来る場合

八仙過海が成立した場合、和了者は配牌直後の捕花で成立した場合は第一摸牌、途中で成立した場合は嶺上牌を取る事となります。

当然この牌に依って通常の手としての和了も可能になる事が考えられますが、その場合その和了点も加算する事となります。