フラッシュ麻雀・しらぎくフラ雀での北抜き。

フラッシュで実現した麻雀・しらぎくフラ雀に第0.66版01(平成22年 9月 9日)から収録している北抜きについて解説します。

北抜きとは。

北抜きとは、三人打ち麻雀の一種です。

三人打ち麻雀には様々なルールがあり、その中でも最も旧いとされるゲームです。

和了役は各種ドラに門前清, 立直, 七対子, 清一色と役満貫だけで、役を作るよりもドラを集める事で高得点を目指します。

北抜きのドラ。

北抜きには、以下のドラがあります。

表ドラ

一局開始時に王牌から標識牌をめくる事で定まるドラです。

(カン)の度に新しいドラが一つ追加されます。

裏ドラ

立直を掛けて和了した者にのみ有効なドラで、表ドラの下の牌が標識牌となります。

槓に依って増えたドラに対する裏ドラの可否は選択出来ます。

抜きドラ

北を手から抜き取って、代わりに嶺上(リンシャン)牌を引いて打牌します。

北を手の内で使う事には制約はありませんが、手から抜かずに用いた北牌には抜きドラとしての翻数は加算されません。

嶺上(リンシャン)ドラ

裏ドラと異なり、和了した者全てに有効なドラです。

和了時に、嶺上牌を二枚めくり、双方の次の数位の牌を新たなドラとします。

  • 従って、常に二種の嶺上ドラの可能性がある事となります。

尚、嶺上ドラを採用するため、嶺上牌にはそれ用に二枚多く確保します。

  • 北を抜きドラとして用いており、手から抜き取った際の補充牌として四枚確保する必要があるため、通常の槓の際の補充牌四枚と合せて、都合十枚の嶺上牌を用意する事となります。

役は非常に少ないため、これらのドラを如何に多く集めて和了するかが鍵となります。

特に嶺上ドラは和了した時点でないと確定しないため、立直者にとっての裏ドラとともに未知のドラとなります。

北抜きでの役と縛り。

北抜きには、ドラの他に以下の役があります。

門前清(メンゼンチン)(一翻)

ポン・明槓(ミンカン)をせずに門前(メンゼン)で聴牌させて和了した場合に適用されます。

  • 摸和(モーホー)栄和(ロンホー)は問いません。
立直(リーチ)(両翻)

門前だけで聴牌して、立直を宣言して和了した場合に適用されます。

  • 北抜きでは一発など、裏ドラ以外の特典はありません。
七対子(チートイツ)(三翻)

異なった対子(トイツ)(二枚一組)を七組揃えて和了した場合に適用されます。

  • 同じ牌四枚は対子二組として扱えません。従ってそのような形では和了すら出来ません。
清一色(チンイツ)(六翻)

索子(ソウツ)筒子(トンツ)のいずれかのみで手を完成させて和了した場合に適用されます。

  • 北抜きでは万子(ワンツ)は一と九の二種八枚しかないためこれだけで手を完成させる事は出来ません。
役満貫(十二翻)

大三元・国士無双などの役満貫は、十二点となります。

  • しらぎくフラ雀には、一色四順や四連刻など、採否を選択出来る役があります。

北抜きにはいわゆる一翻縛りはありませんが、ドラを含めた役を一切つけずに和了した場合は、カラスとして場に六点の罰点となります

点数の計算方法。

北抜きでは、以下のように点数を計算します。

  1. 基本点…場に付く一翻を一点とし、これが基本点となります。
  2. 役代ドラを含む役を付けた場合、一翻を一点として加算します。
  3. 荘家…和了者が荘家(チャンチァ)(親)であれば、更に一点が加算されます。
  4. 積み点…荘家の和了または平局(ピンチュ)(流局)ごとに一本積み場となり、積みがある状況で和了した場合には一本につき一点が加算されます。

以上を合算した点数を、

受け取る事となります。

尚、不聴罰符(ノーテンバップ)をありとした場合は場に 6点とします。

また、ドラも役も全くない状況で和了した場合はカラスとなりますが、この場合は逆に和了した者が他者二人に 3点ずつ、場に 6点を支払います。

その他のルール。

北抜きでは、以下のようなルールがあります。

一試合の単位

北抜きでは一試合の単位は特に定められておりませんが、しらぎくフラ雀の場合は九局を以って一試合とします。

荘家(チャンチァ)(親)が和了した場合や、平局(ピンチュ)(流局)の場合でも、局数がカウントされます。

  • 従って、最終局での荘家の和了及び平局でも一試合が終わるものとします。
持ち点

北抜きでは持ち点も特に定めておりませんが、しらぎくフラ雀の場合は30点持ち50点返しとします。

すなわち、試合開始時には全員マイナス20点の状態から始める事となります。

  • 当然、三人で60点の差額が生じますが、これは一試合終了後に一位の者が取る事と成ります。
王牌の扱い

王牌(ワンパイ)は北抜きのために確保している嶺上(リンシャン)牌を除いて、常に十四枚になるようにします。

  • 例えば、北が既に二枚抜かれている場合、残りの二枚に対する嶺上牌二枚を除いた十四枚を王牌とします。つまり、この場合王牌は十六枚となります。

また、嶺上牌は、開局時には

  • (カン)での補充用(四枚)
  • 抜きドラでの補充用(四枚)
  • 嶺上ドラ用(二枚)

の十枚を確保し、それに合せてドラ標識牌の位置を決める事となります。

(チー)禁止

北抜きに限らず、三人打ちの麻雀では(チー)が出来ない場合が殆どです。

途中平局

しらぎくフラ雀での北抜きでは、以下の場合を途中平局とします。

九種幺九倒牌

ポン・(カン)が全く無い、開局第一摸牌時に手中に幺九牌が九種類以上ある場合に、任意でその局を流す事が出来ます。

四槓算了(スーカンサンラ)

四回目の槓が行われると、その際の嶺上(リンシャン)牌に対する打牌で和了がなければ平局となると言うものです。

  • 例外として、四槓子(スウカンツ)聴牌となった場合には平局としません(この場合他者の五回目の槓は出来ません)。

このルールは有無を選択出来、無しとした場合は任意に四回まで槓が可能となります。

この他、箱割れ終了など、一部四人打ちリーチ麻雀に準じたルールを撰ぶ事も出来ます。